【店長・施設長必見】私のスタジオに通う現場スタッフの声 ~体験談から見えた「真面目な人ほど体を壊す」現実~
ピラティススタジオを運営して8年、見えてきた現実
私がピラティススタジオを運営して8年になります。お客様の約7割が、保育士、介護士、美容師、ネイリスト、エステティシャンといった現場で働く方々です。
毎日のように聞く言葉があります。
「本当は仕事を続けたいんです。でも、身体がついていかなくて...」
スタジオに通う現場スタッフの生の声
【保育士】田中さん(29歳)の場合
「子どもを抱っこする回数は1日に70回くらい。0歳児クラスだと、おむつ替えで中腰になることも1日50回以上です。園長からは『丁寧に、一人ひとりに愛情を込めて』と言われていて、それは本当にその通りだと思うんです。
でも...3年目に入った頃から腰痛がひどくなって。朝起きるのもつらくて、子どもたちを抱っこするときに『痛い』って顔をしてしまうのが申し訳なくて。
ピラティスを始めて半年、今では子どもを抱き上げるときの身体の使い方が変わりました。腰だけでなく、全身で支える感覚を覚えたんです。」
【美容師】佐藤さん(34歳)の場合
「カットの時の前かがみの姿勢、ブローの時の腕の挙上...1日8時間ずっと同じような姿勢です。お客様に『きれいにしてもらいたい』って来ていただくのに、私自身の姿勢が崩れていては説得力がないですよね。
首と肩の痛みで、細かいカットに集中できなくなった時期がありました。技術に支障が出そうで、本気で転職を考えたんです。
ピラティスで正しい身体の軸を覚えてから、長時間の施術でも疲れにくくなりました。お客様からも『先生、姿勢がとてもきれいですね』って言われるようになって。」
【介護士】山田さん(42歳)の場合
「利用者様の移乗介助が一番きついですね。1人平均60kgの方を1日に30回以上移乗します。腰を痛めないように『膝を曲げて』と教わるんですが、実際の現場では時間に追われて...
夜勤明けに腰が痛くて動けなくなったことがありました。『このままでは利用者様に迷惑をかけてしまう』って。
ピラティスで体幹を鍛えてから、移乗介助の時の安定感が全然違います。利用者様も『今日は楽に移れるね』って言ってくださるんです。」
【ネイリスト】鈴木さん(26歳)の場合
「1日6〜8時間、ずっと同じ姿勢で細かい作業をします。首を前に出して、肩を丸めて...気づくと猫背がひどくなっていました。
手首も痛くて、プライベートでスマホを持つのもつらい時期がありました。『好きで始めた仕事なのに、身体がついていかない』って絶望的な気持ちになって。
ピラティスで正しい座り方と呼吸法を覚えてから、集中力も持続するようになりました。細かいアートも前より楽に描けるんです。」
スタジオで見てきた「優秀な人ほど危険」という現実
共通点:責任感が強すぎる
8年間、現場で働く方々を見てきて気づいたことがあります。
体調を崩すのは、いつも真面目で優秀な人たちです。
- 「利用者様のために」「お客様のために」「子どもたちのために」
- 自分の身体の痛みより、相手のことを優先する
- マニュアル通り、丁寧に、正確に作業しようとする
結果的に、最も価値の高いスタッフから体を壊していきます。
実際にあった話:美容室オーナーからの相談
先月、ある美容室のオーナーさんから電話がありました。
「先生のスタジオに通っているスタイリストがいるんですが、最近とても調子が良さそうで。実は、彼女と同期入社の別のスタイリストが先週退職したんです。理由は首と肩の痛み。
同じ環境で働いているのに、なぜこんなに違うのでしょうか?ピラティスをやっている子だけが残って、やっていない子が辞めていく...偶然でしょうか?」
偶然ではありません。これが現実です。
退職した元お客様からの手紙
保育士を辞めた元お客様・Aさんからのメッセージ
「先生、ご報告があります。腰痛がひどくて保育士を辞めてから1年が経ちました。でも、ピラティスだけは続けています。
身体を整えることで、『また働けるかもしれない』という希望を持てるんです。実際、先月から児童館でのパート勤務を始めました。1日4時間ですが、腰痛もなく楽しく働けています。
あの時ピラティスを続けていて本当に良かった。身体が整えば、心も前向きになるんですね。」
介護士を辞めた元お客様・Bさんの近況
「腰を痛めて介護の仕事を辞めざるを得なくなった時、『もう二度と人の役に立つ仕事はできない』と思いました。
でも、ピラティスで身体を立て直してから、今度は訪問介護で働き始めました。施設での勤務より身体への負担が少なく、利用者様一人ひとりとじっくり向き合えて、むしろ以前より充実しています。」
私が現場の経営者様にお伝えしたいこと
8年間で見てきた数字
スタジオ会員の離職率比較:
- ピラティス継続者:年間離職率 8%
- 一般的な同職種:年間離職率 22%(業界平均)
継続期間と効果:
- 3ヶ月継続:身体の痛み軽減を実感
- 6ヶ月継続:仕事への集中力・持久力向上
- 1年継続:離職リスクが大幅に低下
現場の管理者様からの感謝の声
保育園園長様 「先生のスタジオに通っている保育士たちは、明らかに他の職員より元気ですね。子どもたちへの対応にも余裕があって、保護者からの評価も高いんです。園全体でピラティスを導入することを検討しています。」
美容室オーナー様 「ピラティスを始めたスタイリストは、技術の向上速度が違います。正しい姿勢で施術できるから集中力が高く、お客様からの指名も増えています。投資以上の効果を感じています。」
体験談から見えた予防効果
Before(ピラティス開始前)
共通する悩み:
- 毎朝起きるときの身体の痛み
- 午後になると集中力が続かない
- 休日も疲れが取れない
- 「この仕事を続けられるか不安」
After(ピラティス継続後)
共通する変化:
- 1日の疲労が翌日に残らない
- 同じ作業でも身体への負担が軽減
- 仕事への集中力・持続力が向上
- 「この仕事を長く続けたい」という意欲の回復
経営者様への具体的な提案
私のスタジオでできること
企業向けプログラム実績:
- A保育園(職員20名):月2回の出張指導
- B美容室チェーン(3店舗60名):店舗でのグループレッスン
- C介護施設(職員35名):休憩時間の15分ピラティス
導入後の変化:
- 職員の体調不良による欠勤:平均40%減少
- 離職率:平均35%改善
- 職員満足度:平均25%向上
実際の導入事例
C介護施設の場合:
- 導入前:月平均3名の体調不良欠勤
- 導入6ヶ月後:月平均1名(67%改善)
- 職員からの声:「夜勤明けでも身体が楽」「利用者様の移乗が以前より安全にできる」
私からのメッセージ
8年間、現場で働く皆さんの身体と心の変化を見てきました。
身体が整えば、働く意欲は必ず戻ってきます。
退職した元お客様たちが、身体を立て直して再び現場に戻っていく姿を何度も見てきました。彼女たちが共通して言うのは:
「身体さえ整っていれば、この仕事を続けたかった」
優秀なスタッフを身体の不調で失う前に、予防的な健康投資を考えていただきたいのです。
それは、現場で頑張るスタッフへの最高のエールになるはずです。